幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2007年5月号(チャイルド)」

夏日近くまで気温が上がったかと思うと、翌日は10℃以下も下がり,体調を整えるのが大変です。早く春らしい日が続くようになるといいのに…でもパルはパワー全開!寒いはずなのに汗をかいて過しています。

全てのクラスの授業が三回ずつ済みました。新しいメンバーに入れ替わったクラスで大人も子どももちょっと様子を見ている状態かな?みんな前の年のシッポを引きずっているので、こちらとしても何となく少し小さい子向けの対応をしてしまいがちになるのですが、子ども達にも新しい自覚を持って欲しいので、締めるべきところはきちんと締めていこう、とスタッフ間で話しています。年少さんは幼稚園で緊張するのか、パルで解放〜といったムードです。春休みの間,もう根が生えるかと思う程イスに座って毎日毎日カリキュラム会議をしました。昨年の授業を思い返しながら、どこが行き過ぎたか何が足りなかったかをとことん話し合っていくのですが、毎年毎年同じ年の子どもを見ていると少しずつ欲ばりになっていってもっと何かもっと高く,とカリキュラムに盛り込むことが過剰ぎみになります。そうするうちに、やっぱり突出した部分は子どもには受け入れ難いものだったことが判明したりします。そうしたゆりもどしの中で今の文部省の指針は右に左にしょっ中大ゆれしていますが、パルはより子どもに必要なまじり気のない刺激を渡すことができていくように思います。今年もより強い確信を持って授業に当たっていきたいと思います。とにかくパルに通う子ども達には、何にでも興味を抱き,依頼心を持たずに自分で考え、そしてそのことに夢中になれる集中力を持つ子どもになって欲しい,そんな力を養いたいと思います。お母さま方にもお願いがあります。目に見える能力だけを臨むのでなしに、子どもの内なるエネルギー、生きる力の伸びが大切だということをご理解下さい。幼児はそもそも点数で能力を測れる年齢の子たちではありません。理屈よりも直感・感性でものごとをとらえ学んでいく年齢です。だからこそ子どもたちはたくさんの体験を味わい感性を尊重され、自主的に気付いていく環境が保証されなければなりません。そのことを是非,一度見直して下さい。

 ゴールデンウイークで一週間お休みになりますが、体調をくずすことなく元気にお過ごしください。休み明けには合宿のお知らせを配ることになっています。今年も例年通り嬬恋にある「ベリエールの森」で実施いたします。年長・年中合わせて50人を募集します。是非ふるってご参加下さい。

 又,5月には年長クラスの見学日があります。お子さんがどのように活動しているか是非ご覧になってください。又,見学日の翌週にはお母さま方と私共がお話をする時間を設けています。見学日の話を中心にお母様方と意見の交換をする時間です。新しく入会された方は右ページのスケジュールに目を通されてお忘れのないようにご確認下さい。

 なお,年少・年中クラスの見学日は6月になります。