幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2010年 11月号(リトル)」

 秋が深まってきています。やっと長袖に手を通す陽気になりました。夜は特にグンと
気温の下がる日もあり、そのせいで体調を崩す人も多いようです。お子さんの体調管理
に気を配って下さい。
 10月の末に「作品展」があります。
10月30日(土) 10:00~17:00 会場 : パル教室 対象クラス:年中・年長
10月31日(日) 10:00~16:00 会場 : パル教室・作楽会館
                    対象クラス : リトル・年少・年中・年長
スケジュールは以上のようになっています。お子さんが楽しんで作った作品をご覧に
なって下さい。又異学年の作品も、これから皆さんのお子さんがどのように伸びて
いくかの参考になりますので、是非ご覧ください。
 さて、そろそろ幼稚園の入園考査のシーズンですね。どの幼稚園を選ぶかも大切な
ことですが,もっと大切なことは,どこに通うことになろうと与えられた集団に気持ち
よく加わることのできる力を、お子さんに蓄えさせることです。今までは親子のかかわりが生活の総てでした。それが少なくとも毎日2~4時間は親と離れて過ごすようになる訳
です。園では保育者に頼ったり,子ども同士でかけ引きをしたりして過ごすようになる
訳ですが、関わる大人の人数は減り,友達の人数は増えます。困ったことを人に訴える
力を持たないと不自由を感じ,登園をいやがったりするかも知れません。お母さんは
ちょっと毎日の生活をチェックしてみて下さい。何にでも手を貸していませんか?
 何事につけ子どもに選択権を与えず,大人の思うままに子どもを動かしていないで
しょうか? もしくはどんな理不尽なことを子どもに要求されても,私(母) さえ我慢
すれば駄々をこねられずに済むから・・といった解決法を取っていないでしょうか。
この年齢なりの自主性がどの程度確立しているか、客観的に見直してみて下さい。
 そして念のために申しますが、子育ては入園考査の時点がゴールではありません。
今この時点で完璧な子どもでないとダメ、などということがあろうはずがありません。
そして以前にも申し上げたと思いますが,この年齢の子ども達は、ことさらに月齢差
や個体差が大きく出るものです。そうしたことを考慮せずに,他人と我が子を比べて
みても仕方がありません。子どもは 効率的な発達をするものではなく、まっすぐ
進むべきところを右に行ったり左に行ったり、デコボコに成長していくものです。
そうしたことを理解して支援を続けるのが大人(親)の知恵であり誠意ではないで
しょうか。無理な,あるいは過度な要求を子どもにするのは、百害あって一利無しです。年少受験は親が試される試験と心得て,ご自分が信条としてきた子育ての考えを
整理し直しておく準備が一番有効なのではないでしょうか。