幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り12月号(チャイルド)

 今は、私立小学校の受験も一段落して、ここからは国立小の受験へと移っていく時期です。今年の私立受験の成果は去年より更に上がり、超トップ校合格者は倍増です。勿論受験塾での積み上げの効果もあったでしょうが、パルの授業を休まず通って、受験当日まで精神的に追い込まれることなく過ごした子どもばかりでしたので、私供の提供出来た内容が功を奏したかと嬉しく思っています.中には受験塾無しで突破した人もいて、塾が必須という概念は一度見直す必要も有りそうです。

 パルは勿論受験を助ける為の教室では有りません。ただ、通われている方々があまりに多く受験をなさるので、パルで役に立てることは致しています。
体操の授業の内容は受験に特化したものでは有りませんが、受験体操の様な幅の狭い内容よりよほど身体的成長に効果があり、また子どもが楽しんで自主的に取り組みますので積極性をも育てます。造形も発見や驚きを大切に、子どもの感性を尊重した教え方をしていて、これまでの経験から言わせてもらえば
受験には一般の大人が良しと考えるような技術獲得は必要を感じません。

 再度申し上げますが、パルはお子さんを受験させることにことさら反対の立場を取っている訳では有りません。むしろ受験の予定があるのでしたら早くにおっしゃって頂いた方が助かります。”筑波小のくじを引き当てたのですが”、と突然対策を訪ねられても、抽選から試験までの一ヶ月弱で出来ることは限られます。幼稚園への送り迎えを毎日車でしていて、突然 ”運動は・・・”とおっしゃられても手遅れです。具体的な体操・造形の修練は基より、言葉の発達、社会性の向上、積極的で思いやりある姿勢等々、身につけておくべき事はたくさんあります。そしてこれは受験教室でなんとかしてもらう内容では有りません。
私供はお子さん一人一人の発達・性格・環境を細かに観察し、常に良い方向へ導くにはどうしたら良いかを考えています。ただ、何も要請されていないのに”甘やかし過ぎです”とか ”お母さん、過干渉では?” 等と不躾なことを申し上げる訳にはいきません。もし受験を視野に入れていらっしゃるなら、おっしゃって頂ければ早くからご相談に乗ることは可能です。子どもを精神的に追いつめるような受験準備は、誰の為の、何の為の努力か分かりません。

 筑波小の1次の抽選が終わり、今年も何人かが通過しました。今、私どもはその方々への対策用の宿題作りに追われています。来年、再来年の年長さんにも勿論対策教材をお渡ししますので、忘れずにいて下さい。