幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パルだより11月号(リトル

 
そろそろ幼稚園考査が近づいてきました。どの幼稚園を選ぶかということも大切なことですが、もっと大切なことは、どこに通うことになろうと与えられた集団に気持ちよく加わることのできる力を、お子さんに蓄えさせることです。今までは親子の関わりが生活の全てでした。それが少なくとも毎日2〜4時間は親と離れて過ごすようになる訳です。園では保育者に頼ったり、子ども同士の駆け引きをしたりして過ごすようになるわけですが、それは今よりもっと子どもなりの独立心を必要とします。パルでの活動より関わってくれる大人の人数は減り、子どもの集団の数は増えます。何か困ったと感じた時に訴える力を持たないと不自由を感じ、登園を嫌がったりするかもしれません。

 お母さんはちょっと毎日の生活をチェックしてみてください。何にでも手を貸していませんか?何事につけ子どもの選択権を与えず、おとなの思うままに子どもを動かしていないでしょうか。もしくはどんな理不尽なことを子どもに要求されても、私(母)さえ我慢すれば駄々をこねられずに済むから‥と唯々諾々とわがままを受け入れてはいないでしょうか。この年齢なりの自主性がどの程度確立しているか、客観的に見直してみてください。

 そして念のために申しますが、子育ては入園考査の時点がゴールではありません。今この時点で完璧な子でないとダメ、等ということがあろう筈がありません。この年齢の子ども達はことさらに月齢差や個体差が大きく出るものです。そうしたことを考慮せずに、他人と我が子比べてみても仕方がありません。子どもは効率的に発達するものではなく、まっすぐに進むべきこところを、右に行ったり、左に行ったり、でこぼこ成長していくものです。そうしたことを理解して支援を続けるのが、大人(親)の知恵であり、誠意ではないでしょうか。

 この時点で、無理なあるいは過度な要求を子どもにするのは、百害あって一利無しです。年少受験は親が試される試験と心得て、ご自分の子育て信条を整理し直しておく準備が、一番有効なのではないでしょうか。とにかく考査は目前です。子どもがプレッシャーを感じるような言葉は禁句!温度差の激しい毎日ですから、風邪をひかさないよう注意して下さい。とにかく当日機嫌良く玄関を出るようにしてください。睡眠不足にしないよう、朝食も適度にとれるよう、当たり前のことが欠けることがないようにに心掛けましょう。

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。