幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パルだより8月号

 7月の声も聞かないうちにあっけなく梅雨明け宣言が出たと思ったら、列島のあちらこちらで大雨降り、大きな被害が出ています。幸いにも関東には線状降水帯がかからず水害も免れていますが、九州や関西では川の氾濫や土砂崩れ等で多くの死者が出ているようで、心配なことです。東京は2、3日涼しい日があり、一息つけましたが、今後又厳しい暑さが帰ってくるらしく、熱中症にはくれぐれも気を付けて下さい。又、季節はずれのインフルエンザが出てきているようです。油断をせずに対応して下さい。

 さて唐突ですが、皆さんのお家でこれだけは守らせているという「躾」はありますか。
 躾とは人間社会に於いて、集団の規範・規律や礼儀作法など、習慣に合った立ち居振る舞いが出来るように訓練すること。教育する事と言い換えてもよいが、教育一般よりも生活全般に根ざした、更に根源的な事柄にまつわる部分を教えていく行為を指す。

 定義としては上記のようになるのでしょうが、ここでは躾1つ1つの必要性を問題にするのではなく、まだ限りなく自己中心的な幼児が「しつけ」という関門をくぐる事で「自制心」を身につけられるのではないか、という提案をしてみたいと思います。

 例えば「挨拶」。家の中で交わされるのは、おはよう、頂きます、ごちそうさま、行ってきます、ただいま、有難う、おやすみなさい (行っていらっしゃい、お帰りなさい)等が一般的ですね。朝起きてきた子どもは、お父さんやお母さんに自ら「おはよう」と言っているでしょうか。もしくは大人の方から「おはよう」と声を掛けられて、それに「おはよう」と返しているでしょうか。これらの事をいつでもどんな状況でも必ず云うようにする。例え機嫌が悪い時でも、叱られてしょげている時でも、とにかく守るべき挨拶は必ずする。そうすると子ども達に何が身につくでしょう。どんな気分の時でもなすべき事をする・・・これが出来るのは自制心のなせる技でしょう。こうした力は他の場面にも活きてくるように思います。勿論大人がこれらの挨拶を必ずするようにしなければなりません。朝最初に顔を合わせたら、「おはよう」と声を掛ける。子どもが黙っていたら何度でも「おはよう」と目を見て呼びかける。それを毎日繰り返す。夏休みに是非やってみて下さい。出来るようになったら、家庭から外へと挨拶の場を広げていきましょう。云えるようになれば、子どもも気持ちの良いものだと感じるようになるでしょうし、コミュニケーション力も間違いなく上がると思います。

 
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