幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより1月号  リトル

 今年の冬は暖冬傾向にあるとのことですが、北からの寒気が降りてくると一気に気温が下がるという状況を定期的に繰り返しそうです.暖かいと10月末の気温、寒くなると年末年始の頃の気温と言われ、その差も大きいのでその都度服装を間違えずに選ばなくてはなりません。インフルエンザはすでに流行していて、あちこちで学級閉鎖になっているようです。

 近頃私はつくづく、子どもの教育は生まれた時から既に始まり、途切れること無く連綿と続いていくものだと思い返しています。
 ここで言う「教育」とは「知育」に限ったことを指しているのではありません。単純に「言葉」を取り上げてみても、しゃべり始めが学習の出発点ではありません。 喃語の時期から赤ちゃんはお母さんの言葉を受け止めて既に学習を始めています。勿論言葉の意味だけでなく、言葉に含まれる相手の感情をも察知する力を育んでいるでしょう。この「感情」を適正にキャッチさせ、それを適正な対応に繋げさせるようにするのが「躾」です。しゃべったら次は「読む」で、次は「書く」、と言った学習だけでは、全体としての子どもの(人間としての)能力にはなり得ません。 
 受験に向けた様々な学習に多くの時間を割く方もいらっしゃいますが、落としがちなのが「知育」以外の育成です。最近は「ノンペーパー」での受験をする学校が増え、「行動観察」の訓練が必要等という風潮が幅を利かせているようですが、そんなものは訓練に値しません。なぜなら「行動観察」はその子どもの人となりが見たくて行われるものですから、訓練で皆が同じような行動を取れるようにしても意味が無いのです。「リーダーシップがとれるか」「人との間に入って仲裁が出来るか」等を訓練すればというのは酷くおおざっぱな話です。

 「人となり」をつくる、これはまさしくご家庭での教育「躾」だと思います。
 乳児から幼児へ、そして児童へと子どもは成長していきますが、今日から幼児だ、というものではなく緩やかに移行していくものです。その時期を見過ごすとついいつまでも乳児のように扱ってしまうことになります。子どもには個体差がありますから、誰もが同じ歳月で変化するものではありません。それも汲み取って子どもを見ていく必要があります。いざと言う時に子どもの精神性が安定していなかったら、コミュニケーションの力が不足していたら、いわゆる「学習力」も力を発揮出来ず、という結果になりかねません。
 子どもの成育には「知育」と両輪の「人間形成」をおろそかにすること無く、健やかに大らかに育てていきたいものだと考えます。

 どうぞよいお年をお迎え下さい。

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