幼児教室PAL パル・クリエイション

   
ひとりごと

2007.3.13. Vol.53     又々二週間も過ぎてしまった !

 毎度毎度,一週間ごとの更新をと思っているのですが,思うに任せません。

又々言い訳ですが,先週末のワークショップの展覧会,年度末の様々な仕事.と何やかやとバタバタしていて,気が付くと二週間はアッという間、です。

ワークショップの展覧会当日朝は、無惨にもザアザア降りでどうなることかと思いましたが,幸いにも昼からはお日様が顔を出して,皆さんに来て頂いて大盛況でした。今年の六年生は異例にも続けていた人が7人もいて,しかもそろってよく考えよくやる人たちだったので,作品の見応えも充分でした。他の学年も勿論,充実した内容で,ご覧になった皆さんから驚きのコメントを頂きました。まだこのホームページではアップできていませんが,「幼児教室とっとこむ」と「 e+ お受験 .com 」それぞれの主催者の方がお見え下さり,もうご自分達のサイトに作品の写真をアツプして下さっています。興味のある方は検索して見て下さい。

 さて、今回のわたしの「ひとりごと」、ふたつほど書きたいトピックスはあるのですが,よく練ってから書きたいと思うので,今回は新聞の記事を紹介することにします。読んでもっとも ! と思い,しかも今現在も毎日のように小さいクラスのお母さん達に同じことを伝えたいと思っている内容なので、わたしが必死に文章をひねり出すより手っ取り早いと思います。

 出典は朝日新聞三月十一日の朝刊「育児ファイル」叱るほめる 2

 筆者はりんごの木こどもクラブ代表の柴田愛子さんです。

 3歳の子が,滑り台の階段を上っていきました。上に着くやいなや「早くおりて来なさい ! 」と,下からお母さんの声。私が「どうして ? 」と聞くと,「ご迷惑ですから」。親は「迷惑をかけない子」に育てたいと,叱っていることがよくあります。でも,友達から怒られたり,泣かれたりしながら,相手の気持ちが分かっていくのであって,親の言うことを聞いたからといって子どもの心が育ったことにはなりません。

 子どもには出来ないことがたくさんあります。1,2歳の子のいたずらに

「何度言い聞かせてもやめないんです。」と,困っている親がたくさんいます。それは,スイッチを押すことだったり,ティッシュペーパーを出すことだったりします。実は子どもは,環境の中から自分の成長に合ったものを見つける天才。何かに熱中して堪能するとやがて卒業して,次のものに移っていきます。5歳でティッシュにはまる子はいないでしょう ? 子どもにとって今必要なことは、怒られても言い聞かせられてもやめられないのです。

 反対に,どんなに言われても出来ないこともあります。「どう教えれば,自分で鼻をかめますか ? 」と2歳の子の親に聞かれたことがあります。でも2歳では,未発達で一気に鼻から息を吐き出せないのです。ですから,何度言ってもやめないで夢中になっていることは,成長の何かの足しになっているのかも・・・。

何度言っても出来ないことは,取りあえず今は未発達で出来ないのかも…と,あきらめることも大事。それは,叱って教えることではないのです。   

                               終わり

 文脈的に ? と思う部分も無きにしもあらずですが,要するに,小さい子を持つお母さんは,もう少し「子どもの発達」ということを知って欲しい。大人の都合で発達は早めたり遅くさせたりは出来ないですよ,ということ。そして、

子どものいたずらを全ていけないと叱ってばかりでは子どもは育たないですよ,ということ。本当に叱るべきことと、そうでないことをちゃんと整理して把握しましょう。と、いうことでしょうか。

 「叱る」については,書きたいことがあります。またの機会に書くことにします。今日はこの辺で・・・