幼児教室PAL パル・クリエイション

   
ひとりごと

2007.11.5. Vol.66     前回はいつアップしましたっけ・・・

 いつもいつもこんなことを言っています。でもあえて又言い訳をすれば、

作品展のため毎日追いまくられていたためです。 ( 何の言い訳にもなっていませんね )   と言うわけで作品展が済みました。
うちのホームページではまだですか、「幼児教室どっとこむ」 ( http://www.youkyou.com/ ) には、もうアップしていただいていますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。うちの方はもうしばらくかかると思います。

  さて、作品展はどうだったかと申しますと、子ども達が作品を作っている間や展示のための準備をしている間は全体を見回す余裕も無く、ひたすら前に突き進むと云う状況だったのですが、いざ展示準備が終わって全体を見渡してみると様々なものが見えてくるというか、読めてくる。一番納得したのは,年少児の絵。そもそも3歳児は絵画の黄金期に住んでいると云われますが、じっくり眺めてみると本当に納得がいきます。3歳児以下ではまだ肉体的に非力で,描画活動にも物理的制約があります。一生懸命描こうとする姿勢は微笑ましく愛らしいのですが,その軌跡を見るとたおやかと云うか、か弱くてまだ生命力を感じるに至りません。3歳児以降はどうかと云えば、年齢が上がるに従って知識も増え自意識も出てきますからあれこれ考えて努力して描くと云う状況も増えていきます。一生懸命上手に描こうとするあまり硬くなってしまったりする事もあり、「描く」ことにおおらかに向かわせるには、と気を使わなくてはならない事もあります。となると、やっぱり3歳児 !  物事に捕われず伸び伸び描く頂点はやっぱりこの年齢なのでしょう。この状態をどこまで持続させる事ができるか ( 主に気持の方のおおらかさを指します )  が、私たちの仕事だと思うのですが、彼または彼女を取り巻く大人達が彼等の描く絵に何を求めるかによって、それは保たれたり崩されたりするわけです。幼児が絵を描く事の意味、その表現方法の発達度合い、描く事によって子どもの何が育つのか、そんな事を考えながら作品展を見て頂けたら・・・と思いました。