幼児教室PAL パル・クリエイション

   
ひとりごと

2009.2.9. Vol.79      節分も過ぎ・・・

 長々留守にしていたこのページですが、そろそろ誰も見てくれなくなるのでは、と言う不安にさえ襲われる今日この頃です。 留守をした間に世の中は随分と変化してしまいました。つい最近トヨタが史上最高益を出したと聞いたばかりだったのに、あっという間に減益、リストラ・・・世の中どうなっているのでしょう。サブプライムローン破綻から世界は劇的な変化を遂げました。この大恐慌の発端は何だったのでしょうか。経済理論に乗っ取って答えを出す等と言う術は、私は持ち合わせません。只、グローバル化等と言う言葉が先行して、今までの世の中からあらゆることが変わっていきますよと言われはじめて、グローバル化って ?  と思っている間にこういう事態になってしまいました。「グローバル化」という言葉を押し付けたかったのは、巨額のお金を生み出そう手に入れようとした人たちで、その魔法の言葉として「グローバル化」が使われたのではないでしょうか。

 長いことこうした流れにずーっと脅されて来たように感じませんか ?   理解できないような難解な世の中になってしまう。そんな世の中に我が子を送り出さなくてはならない。だから子どもを叱咤激励して頑張らせる。そんな図式が出来上がっていたように思われます。でなければ、「グローバル化」を叫んでいた人と同じ側の意識を持って、自分の二世を作ろうと考えた人もいました ?

  今しなければいけないことは、落ち着いて自らを振り返ってみることです。息せき切って子どものずーっと未来に想いを馳せてイライラするのではなく、今自ら何に幸せを感じ生きているのか、何が少なくとも生きていく上に必須なのかを謙虚に考えてみることです。

 必要不可欠なものをないがしろにして、手の届かないものをたぐり寄せようと焦っても、手に入った時には、大きな落とし物に気付かされるでしょう。

生物としての人間に大切なもの、人間として生きていく上で大切な能力、それは「グローバル化」した社会に生きる以前に整えておかなければならないものです。これは、私の反省です。皆さんはいかがですか。