幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2007年11月号(チャイルド)」

 やっと長袖に手を通す気になる気候になりました。夜は特にぐんと気温の下がる日もあり、そのせいで体調をくずす人も多い様です。お子さんの体調管理に気を配ってください。

今月の末に「作品展」があります。

11月3日(土)10:00〜17:00 会場:パル教室 対象クラス:年中・年長

11月4日(日)10:00〜16:00 会場:パル・作楽会館 対象クラス:リトル・年少、年中・年長

スケジュールは以上のようになっています。それぞれのお子さんの平面作品が一点と立体作品が一点展示されます。一人のお子さんが描いたり作ったりした作品群の中から、その子どもが集中して興味を持ってがんばった作品を選んで展示します。お子さんの7ヶ月間の活動の証をどうぞ丁寧に御覧になって下さい。リトルについては、たくさん遊べた足跡として見ていただけたらよいと思います。

これだけ造形的な遊びに馴染んだということは、この自然な形での体験が大きな力となって今後の取り組みに有効につながっていくことでしょう。チャイルドについては3年間のパルのカリキュラムがどのように少しずつしかも着実に様々な体験をお子さんの中に定着させていっているかが全体を通して見た時によく解っていただけると思います。たとえば年少のニワトリの絵と年長のニワトリの絵、年中のねん土の魚と年長のニワトリ。積んでいくことによって確実に変化をしていく様が見てとれると思います。

 どんなようにお子さんに言葉をかけますか?何を描いたの?作ったの?どうしてこんな風にしたの?といった詰問調は何ら良い効果を生みません。小さい時から少しずつ上手になっている、と思っていたらこんなに力がついて素敵な作品を仕上げることができるようになったんだね。と子どもの成長を認める言葉かけをしてあげることで、子どもはどれ程の自信を得ることでしょう。子どもが受けた感情は決して一時のものではなく、深く心にきざまれればきざまれた程、事あるがごとにその時の自信がよみがえって、その子を支えてくれます。これから受験を控えている年長さんのご父兄もこの機会がよいチャンスと思っていただければ、と思います。

お子さんに自尊心・有能感を持たせることで、絵を描いたり作ったりしなければならない場面の緊張感をぐっと低くさせてあげることができるのではないでしょうか。どちらにしても彼等にはもう大きな力が備わっています。親がぎりぎりまで“まだまだ準備不足だからまだ何かさせなくては”といった締め付け的なやり方で子どもにせまってもよい結果に恵まれるとは思えません。それはともかく、作品展を是非ご覧になってください。皆さんにみていただくことで、子ども達の作品作りは完結します。どうぞよろしくお願いします。