幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2010年度 1月号(チャイルド)」

  今年は秋から冬への気温の移行が緩やかには行かず、寒暖差が激しいので
体調不良になる人が多いようです。今朝のニュースは、ノロウィルスが猛威を振るいそう、と伝えていました。そしてもう一つ、肺炎にかかる人が増えているそうです。風邪と症状が似ているので、気が付くのが遅くなり、重症になり易いと云うことです。咳がひどかったら疑ってみた方がいいかもしれません。
水疱瘡も流行っているようですし、気が付いてみたら周りは細菌だらけの様相を呈しています。予防を怠らないように、 そして「よく食べてよく寝る」を
心掛けましょう。
 1年の内の今頃は、何となく心がざわざわする時期です。パルは受験塾ではありません、と明言して活動していますが、私達が関わっている年長さんの多くの人が受験をするのは事実です。受験をする、しないの話は、中々私達の耳には入ってきません。何故なら「無理な受験勉強は子どもを壊しますよ」と日頃から口にしているのですから、相談すれば反対を受けると思われて当然でしょう。(でも昨今はざっくばらんに相談なさる方もおいでで、そうした方とは私達のできるお手伝いを相談させてもらっています。) 
 ただ、子どもの様子を見たり子どもの口から漏れてくる情報を耳にしたりすると、やはり心配になりますし、何か役に立つ関わり方をしなくては、と思ったりします。今は私立学校の試験は全て済み、国立一校を残すのみとなっています。この終わった直後の時期が、ざわざわさせられる時期なのです。試験前の時期より今の方が、子どもがずっとニヒルになっている・・・ それは合否に関わらず感じることです。例えば受験工場のようなものがあって、そのトンネルをくぐり抜けると様々な感情を抜き取られる仕組みになっている、と云った状況を連想させられます、ちょっとシュールな表現ですが。主に自尊感がダメージを受けています。人と競って負けそうだと感じると、先に言い訳がしたくなる。自分のことは棚上げしておいて、友達の失態を指摘したがる。どれほどの駄目だしされる期間を過ごして来たの?  回復にはどれだけの時間が必要?もう一度子ども達に、「あなたはあなたでいることが素晴らしい」というメッセージを送ることが必要です。一人一人を抱きしめてあげたい、今はそんな気持ちにさせられる季節です。
 来年4月の入学に向けて、前向きにものを考える子どもにしてあげたいと思います。そして新しい仲間と楽しく協調していける子どもにすべく、夢中になれるカリキュラムを用意していくつもりです。