幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り「2012年度 4月号(チャイルド)」

 例年より5日程開花が遅れた桜も、先日の嵐にもめげず、日々色を増して満開に近づきつつあります。私共も、又新たな気持ちで、チャイルドのクラスをスタートさせます。

 昨年3月からの1年間、日本人は何を指針に、どこを向いて進むのか、選択を迫られながらの日々でした。実際、今でもその状態は何ら変わっていないとも云えます。が、喉元過ぎればのたとえよろしく、人々の意識はどこか震災前に戻ってしまっているようにも感じます。どんなことが起こっても、逞しく対応出来る子どもを育成することが重要である、とつくづく思うのですが、それには子どもの生命力を削ぐような育て方をしてはなりません。いつも好奇心に満ち溢れ、何でも体験したいとうずうずしている子供たちにしておく必要があります。私共は、子どもたちの柔らかい心の部分を大切に育みながら、体操に、造形に、全力で力を注ぎたいと思っています。

 これまで何かに付けて不足を感じていた、子どもたちの日常の造形遊びを解消する為に、今年度から持ち帰り教材の配布を実施しようと思います。ハサミを使いこなすのは、どれだけハサミにたくさん触れたかで決まります。が、おうちではきっかけがないとハサミを使う活動は定着しません。パルの造形は、年齢が上がるにつれて、より高いハサミの技術が要求されます。追いつかない子どもは、それだけで造形に苦手意識を持ちかねません。ハサミに限らず、必要とおぼしき分野の繰り返しをすることで、子供たちに躊躇なく活動をしてもらえるよう、教材の提供を考えました。まずは年長クラスから始めようと考えています.詳しくは、別紙でご説明したいと思います。活用していただければ幸いです。

 昨年は中止せざるを得なかった、恒例のパル夏合宿について熟慮した結果、今年も泊まりでの活動を実施することは、時期尚早との結論に達しました。
昨年は、合宿の代わりの活動として、夏期造形講座を開設し、それなりに充実した内容を提供出来たと自負しています。今年は、造形と日帰り野外活動をセットにして実施したいと考えています。計画の概要はほぼ出来上がっていますが、野外での活動にはかなりの期待が持てそうです。合宿同様、年中・長対象で募集します。夏期活動の案内を5月の連休明けにお配りしますので、ご検討下さい。