幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パル便り2月号(リトル)

  寒い日が続いています。雪こそまだ降っていませんが、最低気温がマイナスに転じる日もあり、池に氷が張る日も度々です。インフルエンザはいよいよ勢力を増し、子どもだけでなくお母さんが罹ってパルをお休みするケースも見受けられます。人ごみに子どもを連れ出すのも、気を付けた方がよいかもしれませんね。
 氷と言えば、外遊びに出掛けた日に教育の森のじゃぶじゃぶ池の僅かな水たまりが凍っていました。子ども達が氷にどんな反応を示すかと思って、剥がしとった氷を渡してみました。始めは恐る恐る手を出していた子ども達でしたが、落とすと割れることが分かるとそれがおもしろくて次々に氷を欲しがり、池に向かって投げて遊んでいました。枯れ葉の張り付いた氷でしたが、このような状況に出くわした時お母さん方はどうしますか? 汚いから触ってはダメ、と言いますか? それとも好きにさせますか?

 子どもはこのような状況で何に気付くでしょう。まず氷が張っていることに驚くでしょう。そして氷を触ってみれば、どのような特質を持っているかに気付くでしょう。触れば冷たい。手で持っていると薄い氷ならすぐに割れてしまいます。溶けてしずくが垂れてきます。そして落として衝撃を与えれば、割れて弾け飛ぶでしょう。こんなにたくさんのことを味わえるチャンスをみすみす逃す手はありません。こうした気付きが子どもを育んでいきます。こうした積み重ねをたくさん蓄えることが、生活力のある子どもを作っていきます。小学校受験の為に受験塾で知育を嫌という程詰め込んでも、生活力に勝る力はつかず、かと言って生活力は間際になってすぐさま手に入れられる力ではないので、この力が不足している子は苦戦します。

 取り立てて受験の為にと言っている訳ではなく、成長の為には日頃のこうした探究心が
不可欠なのです。子どもの興味を引き出して上げる、子どもの興味を親の都合で潰さない
ことが大切であることをどうぞご理解下さい。

 あと2ヶ月余りで幼稚園が始まります。子どもたちにはそろそろ赤ちゃん扱いをやめなければなりません。2歳児なりの自律心を持たせなければなりませんし、いつも探究心を絶やさない積極的な子どもでいて欲しいと思います。

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。