幼児教室PAL パル・クリエイション

   
パル便り

パルだより12月号(リトル

 木々が色づいてきれいだなと思っていたら、早くも朝晩10度を下回る気温になり、12月末の気温だなどと聞くと、早くも冬かと心細くなります。そうは云ってもまだ寒暖を繰り返しそうなので、お子さんの衣服の調節に気を配ってあげてください。

 さて、幼稚園考査も済み、ここからは本格的に幼稚園に向けての準備を進めなければなりません。一応入園許可をもらった訳ですから、僅かあと4ヶ月すれば幼稚園生ですが、そうは云っても今の段階はやっと友達との関わりが見えて来たところで、大人が介入せずに子ども同士で遊ぶことはまだ難しいようです。まだ、お互いに相手の言い分を理解して先に進むことは難しいのです。
けれどお互いに充分刺激し合い、良きにつけ悪しきにつけ確実に何かを受け渡し合っています。“悪しきにつけ”と申しましたが、お母様方は「“悪しきにつけ”は困るわ」と思われますか?“悪しきにつけ”は不必要なことではないように思います。例えば物の“取り合い”にしても、“拒絶”にしても、どの子も「免疫」として味わう方がよいと思いますまだ「自」と「他」がはっきり分かれていない子ども達です。まして一人っ子だったりすれば、「自」「他」を認識するには、自らと他人との間の摩擦を味わう必要があるわけですから、想い通りにならない経験は大切なのです。2歳児の子どもにとって一番過酷な環境は、同年齢の集団なのかもしれません。何しろ力は拮抗していて、コミュニケーションが今一つなのですから。だからといって、同年齢集団にもまれる事無く常に異年齢(上の年齢)の中で優遇され続ければ、いつまでたっても同年齢に慣れることはないでしょう。強くて周囲に物議を醸す子も、弱くてまわりに押されっぱなしですぐ泣き出す子も、やはり同年齢の子どもたちとの経験の中で、少しずつ修正していかなければならないと思います。幼稚園まで4ヶ月、もっともっと子ども同士の中でグチャグチャに揉まれて、一人一人が少しでも強く(優しく)なって欲しいと思います。

 体を動かすことも、随分上手になりました。足腰が強くなり安定してきたので、動ける幅も広くなり、楽しめることが増えてきたと思います。作ることにも強い興味を持って臨んでくれています。パルのリトルクラスの目標は、なんといっても“能動的な子どもを育てる”ことです。自らやりたいという気持ちをもって作ることを楽しんでくれたら最高!今彼らは限りなくそういう状態で活動しているように思われます。

12月の3週目にはクリスマス会があります。楽しい時間をお母さんと一緒に過ごしてもらう予定です。劇を見たり、ゲームをしたり、そしてサンタさんに会えるかも・・・どうぞお楽しみに!

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。