幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより2月号 リトル/チャイルド

これを書いているのは、1月22日、日曜日です。今週は大寒波が押し寄せる由、東京に雨が降る
としたら雪になってしまうかも知れません。今の予想だと、火曜日からの最低気温は毎日マイナ
スらしいです。暖かくしてお過ごしくださいね。良いことがあるとしたら、きっと教育の森の池に
は氷が張るということです。是非お子さんに見せてあげてください。自然の姿はなるべく目にさ
せ、体感させるのがいいと思います。そこから「何故、どうして?」が始まるかも知れません。
 もうそこまで迫っているのですが、2月11日の土曜日に、リトル・チャイルドの「作品展」を行
います。政府は春までに、コロナをインフルと同等の「5類」に移行させる方針を打ち出してい
て、屋内でのマスク不要論をも提案していますが、パルでは今年も「マスク着用」でのご来場をお
願いすることにいたしました。パルの容量自体も広くはありませんので、混み具合によっては入
場をお待ち頂くことになるかも知れません。ご迷惑をおかけしますが、皆さんの安全のためにも
ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
 展示作品の展示数についてですが、チャイルドに関しては年少・年中さんが平面1点、年長さん
は平面1点・立体1点とさせていただきます。かつては春日通りの向こう側にある「作楽会館」(お
茶の水女子大学附属高校同窓会館)を借りることができていたので、どの学年も二点ずつの展示が
可能だったのですが、今その建物は閉鎖され解体を待っている状態で、使用することができなく
なりました。作品の選び方としては、あるカリキュラムの作品を全部集めてその上位から選んでい
くというものではなく、1人の子供の4月からの全ての作品の中から、その子が一番力をこめて、
楽しんで描いた作品を選ぶことにしています。ここで一つ注意して欲しいことをお伝えします。絵
を描く子は、描きたいから描いています。(そうでないことももちろんあります。「好きな時に好
きなものを」が一番いいシチュエーションですから。だから私たちは導入という作業に最大の努
力をします。)ご褒美や名声などの外的理由ではなく、自分の内部から「やる気」が湧き出してい
る状態です。ですが周りの大人は、ついつい誉めてしまいます。すると「絵を描くのが好き」では
なく「誉められたいから描いている」と、自分の行動の意味が変化してしまいます。「上手に描け
たね」「えらいね」などと声を掛ける褒め方は、子どもが単に誉められることへの期待を満たす
ことにしかならず、あまり感心できません。しかも子どもの絵にコメントする時は、本気で絵を見
てあげてくださいね。ここからは大人の感性磨きにかかっているのですが、子どもはどのように
考えてこの場面を描いたのだろうとか、どうしてこの色を選んで塗ったのだろうとか、色々推測し
てから子どもに質問をしてみると良いと思います。そして「上手い下手」ではないコメントを用意
しましょう。「この色の組み合わせが好きだな」「この子はお母さんに何をいってるの?(例えば
ちびくろサンボとお母さんとパンケーキが描かれた場面)」とか。そうすれば子どもは、色を組み
合わせる作業に、綺麗に見せる方法があるのだということに気づくかも知れません。又画面に描
かれた登場人物に「セリフ」を付けるなんてことも工夫する気持ちが持てるでしょう。こうして日
常生活の繰り返しでは得られないシチュエーションを捕まえて、子どもを刺激してあげられるタイ
ミングを上手に利用してください。 

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。