幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより3月号 リトル/チャイルド

 今年の冬は、度々最低気温の表示がマイナスになる日があって、寒さに悩まされた
ような気がします。政府は、来たる5月からマスクの着用要請を止めるそうです。
着用は個人の判断に任せる、ということらしいのですが、そもそも義務では無かった
んですよね。5月から、という話と並行して、卒業式マスクなし問題も話題に上って
いて、これもひきこもごも。今更マスクなしは恥ずかしい、という子もいれば、晴れ
の姿はマスクなしのほうがいいという子もいる。どっちでもいいよと言われて
も・・・この「どっちでもいい」が苦手なのが日本人の特質です。誰かに決めてもら
わないと自ら決められない、というのも問題ですが、みんなが赤と言っているのにな
ぜお前は白なんだ変だろう、という同調圧力がかけられる風潮はもっと問題です。
なので、5月からどうするか、今から考えておく必要があるのですが、考え方は二つ。
一つはお預かりしているお子さんへの対応として、万が一うつしては大変なので、
もう暫くはプロテクトしていこうか、という考え方。もう一つは、ただでさえもう3年
も顔を認識してもらえずに付き合ってきた子どもたちと、もういい加減表情で感情を
伝えながら授業をしないと、子どもたちの大人への認識力に劣化が現れるのではない
かという心配で、そろそろ外したいとも思います。それでも、健康への不安は払拭し
てくださいと言われれば、それはもちろん考慮いたしますが。
 そう言えば、この2年間姿を潜めていたインフルエンザですが、今年はかなりの流行
になったようですね。しかもややこしいことに、コロナとの見分けがつきにくいよ
うで、医者への受診も大変だったという話も聞きます。そこで手元にある過去の「パ
ルだより」を調べてみたのですが、3 月の「パルだより」では、2012、2015、2016、
2017、2018年とかなりの頻度でインフルエンザが話題に上っていますが、さほどの過
剰反応はしていません。コロナ騒ぎももう何年かしたら、というより、タミフルのよ
うにコロナにも治療薬ができれば、あの3年間の騒ぎは何だったのだろうね、という
話になるのではないでしょうか。世界中に広がったコロナですが、各国の対応は様々
でどの国が一番賢明だったかは定かではありませんが、第8波まで繰り返したこの厄災
に対して、日本は毎度さして変わらぬ対応から抜け出せなかったように感じます。
そして冒頭のマスク問題のようなコロナに対する人々の反応についてもう一度言わせて
もらうなら、国を動かしている人にはもちろんもっと賢明になって欲しいと願いますし
(兎に角医療の逼迫を何とかしなくては、ってそれは天災ではなく人災だし、国の予算が
汲々としてきたら、何も状況が好転していなくても経済重視にしてしまうし) 私たち
国民一人一人も自分で考える力を養っていくべきだと思います。コロナにやられっぱなし
のままで終わるのではなく、ここから何かを学んで賢くなり、と私は思います。

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。