幼児教室PAL パル・クリエイション

   

パル便り

パルだより7月号 リトル/チャイルド

 割と早めに梅雨入りした今年、鬱陶しい時期にあらゆる感染性の病気が流行っていて、鎮まる
様子がないようです。今朝(6/22)のニュースでは、ヘルパンギーナの流行が勢いを増しているとの
こと。他にも溶連菌、アデノウィルス、手足口病、RSウィルス等、目白押しです。幼稚園を休んで
いる人も多いようです。パルもお休みの連絡が結構あります。幸い、高熱は出しても短期間で治る
子が多いようですが、年齢が下がると重症化する人もいるようで、入院に至ることもあるようで
す。罹患しないためには、免疫力を高めるのが一番。免疫力を維持するには、
・適切な運動  運動によって体温を上げることが重要
・十分な睡眠
・ストレスを減らす  よく笑うように心がける
・バランスの良い食事を摂る  ビタミンDの摂取
 大人も子どもも、以上のことに気をつけて過ごしてください。
脅かすわけではありませんが、コロナも密かに感染が広がっているとのこと。手洗い・うがいの
習慣を取り戻していただくのがいいと思います。
 6月第3週に、年長さん「風で動くおもちゃ」を見学日の授業として、お母様方に見ていただき
ました。この授業は試行錯誤することが盛りだくさんです。私の問いに子どもが口々に意見を言
う、を繰り返して授業を進めていきます。「風とは何か」から始まって、走らせるもの(動物だっ
たり乗り物だったり)の向きの理解、限られた材料を使って本体にタイヤを取り付ける仕組みの理
解、風を受ける翼を本体に取り付ける向き(間違えると風を受けることができず、おもちゃは動き
ません)の理解等々。授業終了後、みなさんに書いていただいたアンケートを読んだのですが、お
母様方の感想にとても感激いたしました。
*風がどんなものなのかについて子どもたちが考えて、発言して、聞いて、と小学生のアクティブ
ラーニングの授業を見ているような気がしました。… 考えることがたくさんある造形活動なんだ
なと改めて知ることができてよかったです。
*最初に先生からの問いの投げかけについて、子ども達が一生懸命考えて、積極的に発言する姿
が、とても子供らしい顔をしていて、健全な子供の学びがあるなあと思いました。一方的な説明
を聞くのではなく、参加意識が芽生えることで主体的に学ぼうとする姿勢につながっていると思
うので、小学校の授業もこういうものであればいいな、と思いました。
*子どもたちは積極的に発言をして、イキイキとしているのが印象的でした。先生からの一方的な
ものではなく、子ども達が主体的に参加するようなカリキュラムを考えてくださるおかげで、
子ども達は子どもらしく自然な姿で楽しそうに学んでいて、素敵だと思いました。
 4月と5月のパルだよりで書かせていただいたトピックスとお母様方のご意見が完全に合致して
いて、私としては嬉しい限りです。
 社会の変革によって情報化社会がより進み、知識・情報・技術が変化するスピードが格段に上
がり続けていて、従来のような特定の既存組織や手法を前提とした生き方では、時代に適応する
のが難しくなりつつあります。そして教育に関しても、時代の変化と共に現れる課題を解決する姿
勢も求められ始め、しかもそれらの課題は正解があるわけではないことが増えてきています。正
解がない問題が多く存在することは、過去にはなかったことです。「正解がない」と言うのは、
「答えが無い」と言うことではなく、その時々で最も有用な解を考え出すと言うことなのだと思
います。そこを乗り越えるためには、教育の中身も「受動的な授業・学習」から「積極的・能動
的な授業・学習」へと切り替えていかなくてはならないと言うわけです。常に考えることを苦にし
ない子どもを育てていきましょう。                        高崎

授業のようすはこちらのフェイスブックよりごらんください。